南海トラフ・津波リスクが気になる方へ。

2026年04月24日

「南海トラフ地震がいつ来るかわからない」「津波の被害が想定されているエリアに住んでいる」——そんな不安を抱えながらも、生活や仕事のしがらみで簡単には動けない。そういった方に、「完全移住ではなく、もう一つの拠点を持つ」という選択肢をご提案したいと思います。これは現時点での弊社の考えとしてお伝えするものですが、長野県上田市は防災・暮らしの質・アクセスの三拍子が揃った、2拠点目の有力な候補地だと考えています。

 

--- なぜ今、内陸への2拠点が注目されているのか ---

 

令和7年3月、政府は南海トラフ巨大地震の新たな被害想定を公表しました。最悪のケースで約29万8,000人が死亡、経済的被害は292兆円超という国難級の数字です。静岡県から宮崎県にかけての太平洋沿岸では震度7が想定され、関東から九州にかけての広い地域に10mを超える大津波の襲来が見込まれています。

「備えよう」とわかっていても、仕事・家族・生活基盤がある場所を離れることは容易ではありません。だからこそ、「今の生活を維持しながら、もしもの時に逃げられる場所を持っておく」という2拠点という考え方が現実的な選択肢として広がっています。

 

【沿岸部・太平洋側のリスク】
津波到達まで数分〜数十分の地域も。浸水想定10m超のエリアが広範囲。首都直下型地震のリスクも首都圏では重なる。

 

【上田市(内陸・長野県)の特性】
海がないため津波の被害はゼロ。海抜400〜600m台の内陸高地。新幹線で東京と約90分前後でつながる利便性。

 

--- 上田市を2拠点目としておすすめしたい5つの理由 ---

 

理由1  津波の心配がない内陸立地
上田市は長野県東部の内陸に位置し、海抜は市街地で約400m以上。南海トラフ・首都直下型地震のいずれが発生しても、津波の被害はありません。沿岸部にお住まいの方にとって、最も根本的な安心材料です。

 

理由2  北陸新幹線で東京まで約90分前後、県内主要都市へも好アクセス
上田駅には北陸新幹線(あさま号)が停車し、東京・上野まで約90分前後でアクセスできます。また長野県内の主要都市へも一般道で1〜2時間圏内に収まります。

【新幹線アクセス(あさま号)】
・東京・上野まで:約90分前後(最速1時間26分〜1時間35分)
・長野市まで:約11〜12分
・軽井沢まで:約20〜25分

【高速道路】
・上田菅平IC→練馬IC:約175km・約2時間〜2時間30分
  (渋滞なし標準時。週末・連休は渋滞により3〜4時間以上かかるケースあり)

【一般道での県内アクセス】
・長野市:国道18号経由 約50〜60分(約36km)
・松本市:国道254号・三才山トンネル経由 約1時間10〜20分(約42km)
・諏訪市:国道142号・新和田トンネル経由 約1時間20〜30分(約58km)
・軽井沢:国道18号経由 約50〜60分(約35km)

【冬期の注意】
松本・諏訪方面への山越えルートは、冬期(11月〜4月頃)に積雪・凍結による通行止めやチェーン規制が発生することがあります。

上田市を拠点にすることで、長野・松本・諏訪・軽井沢という長野県の主要4エリアすべてに1〜2時間以内でアクセスできます。

 

理由3  住居費・食費は首都圏より抑えられる——ただし車の費用は別途かかる
上田市の土地価格・家賃・食料品費は首都圏と比べて低い水準です。ただし上田市は車社会であり、車の購入費・ガソリン代・維持費が新たにかかります。「地方は物価が安い」とは一概には言えません。トータルのコストをご自身の生活スタイルで試算することをお勧めします。

 

理由4  水・食料・自然環境が豊か
千曲川流域の豊かな水源を持ち、農業も盛んです。りんごをはじめとする果物・野菜の産地でもあり、地産地消の暮らしが実現しやすい環境です。

 

理由5  上田城跡・歴史ある街並みの魅力
真田氏ゆかりの上田城跡を中心に歴史と文化が息づく城下町。別所温泉・菅平高原・美ヶ原など、豊かな自然環境も揃っています。

 

--- 正直にお伝えします:上田市の気候について ---

 

上田市の気候は、内陸盆地特有の「寒暖差が大きい」気候です。2拠点生活を検討される方に、良い面も厳しい面も正直にお伝えします。

 

【上田市の気候データ(市街地・盆地部)】


年平均気温:約11.8度
夏の最高気温:35度前後(7〜8月)
冬の最低気温:マイナス10度前後、ここまで低いのは数日あるかないか(1〜2月)
年間降水量:約900mm(全国でも有数の少雨乾燥地帯、降水量の少なさは、北海道一部地域を外すと全国市区町村で第一位!)
積雪:市街地では10cmを超えることは稀(日本海側からの雪の影響はあまり受けません、山が防いでくれます)
日照時間:東京より年間約190時間(約30日分)長い

 

【夏の暑さについて——正直に言うと、盆地は暑いです】

7〜8月は35度前後まで気温が上昇することがあります。「長野だから涼しい」というイメージで来られた方が、想定外の暑さに驚かれるケースもあります(蒸し暑さではなく、肌を刺すような暑さ)。ただし朝晩は涼しく、夏の暑さを避けたい方には菅平高原エリア(夏の平均気温約19.6度)がおすすめです。

 

【冬の寒さについて——マイナス10度は本格的な寒さです】
1〜2月の最低気温はマイナス10度前後まで下がることがあり、水道管の凍結対策や暖房設備の準備が必要です。光熱費も都市部より高くなることを見込んでおいてください。ただし市街地の積雪は少なく、豪雪地帯のような雪かき生活にはなりにくいです、雪の心配よりも凍結の心配です。

 

【寒暖差について——これが上田市最大の気候の特徴です】
夏と冬の差はもちろん、1日の中での気温差も大きく、夏でも朝晩は肌寒く感じることがあります。衣類の管理や体調管理には注意が必要です。一方でこの寒暖差が、りんご・ぶどうなどの果物の甘みを育てています。4月に入ってからも最高気温と最低気温の差が20度ということも・・・。

 

【晴天率の高さは大きなメリットです】
年間降水量は約900mmと少なく、日照時間は東京より年間30日分以上長い。太陽の恵みを受けた明るい日常は、長期滞在・生活の質という観点で非常に魅力的です。

 

--- 上田市内のエリア別・予想震度について ---

 

上田市を2拠点の候補として検討される際、市内でもエリアによって地震リスクの特性が異なります。以下は上田市公式の災害ハザードマップ(令和5年3月作成)をもとに弊社がまとめたものです。詳細は必ず上田市公式ハザードマップでご確認ください。

弊社の見解として、旧城下より東側——染谷台・真田方面——は想定される最大震度が相対的に小さく、防災拠点・別荘・セカンドハウスとして特にご案内しやすいエリアと考えています。

 

【震度6強〜7が想定されるエリア(西部・構造線影響大)】
旧丸子町エリア(依田川流域・上田市南西部)
塩田地区(東塩田・中塩田・西塩田・浦里)
別所温泉エリア(上田市西部・松本方面寄り)
武石地域(上田市南部山間部)

 

【震度5強〜6弱が想定されるエリア(千曲川より東側・右岸)】
旧城下エリア(大手・中央・天神)
上田駅周辺(西小・北小・東小学校区)
染谷台エリア(千曲川右岸・台地上)
豊殿・神川地区(上田市東部)
真田・菅平方面(上田市北東部・高標高エリア)
神科・塩尻地区(上田市北部・千曲川右岸)

※実際の震度分布は250mメッシュ単位で異なります。詳細は上田市公式ハザードマップでご確認ください。

 

【市全体の最大想定は震度7です。】
糸魚川静岡構造線断層帯による地震を最大震度7と想定しており、30年以内の発生確率は14〜30%。決して小さい数字ではありません。

 

【ただし震度7は主に西部エリアの想定です。】
千曲川より東側の旧城下・染谷台・真田方面は、構造線から相対的に離れており、想定震度は西部より小さくなります。上田市が今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は、市の中心地域で6〜26%程度とされています。

 

【過去300年以上の記録では震度5〜6程度。】
上田市議会での公式答弁でも「過去の地震被害は非常に大きなものではなかった」と確認されています。南海トラフによる津波とは性質が根本的に異なります。

 

--- 2拠点生活をどう始めるか——3つのステップ ---

 

ステップ1  まず賃貸で「試し住み」をする
いきなり購入するのではなく、まず賃貸で上田市の暮らしを体験することをお勧めします。夏の暑さ・冬の寒さ・1日の寒暖差・車の必要性・生活利便性を実際に確認してから購入を検討することで、後悔のない選択ができます。特に気候は、実際に過ごしてみないとわからない部分が大きいです。

 

ステップ2  別荘・セカンドハウスとして購入する
2拠点目の購入は「セカンドハウスローン」を利用するケースが多くなります。固定資産税・維持管理費・車の維持費・冬期の暖房費も含めたトータルの資金計画が重要です。事前に金融機関への相談が必要です。

 

ステップ3  防災目線での条件をあらかじめ整理する
「有事の際に家族が一定期間生活できるか」「食料・水の確保がしやすいか」「交通アクセスは現実的か」——弊社では防災特性・気候・エリア選びのご相談も承っております。

 

【今後の取り組みについて】
現在、2拠点生活の推進に向けて地域の行政・関係団体との連携を進めています。ご関心のある方はまずお問い合わせください。

 

「上田市を2拠点目の候補として考えてみたい」——その第一歩、ご相談ください。

防災目線でのエリア選び・賃貸での試し住みから購入まで、上田市に根ざした視点でサポートします。「まだ具体的に決めていない」段階でも、どうぞお気軽にお声がけください。沿岸部・首都圏からのご相談も歓迎いたします。

2拠点生活イメージ