お盆の帰省で気づく実家の空き家

2026年07月31日

まもなくお盆。

ふるさとの上田へ帰省される方も多い時期です。

久しぶりに実家へ足を運ぶこのタイミングは、誰も住まなくなった実家——空き家の現状を家族で確認する、絶好の機会でもあります。

「まだ大丈夫」と思って数年放置しているうちに建物の傷みが進み、気づけば固定資産税の負担まで増えていた——というご相談は、弊社でも少なくありません。

今回は、夏の帰省中にやっておきたい空き家の管理ポイントと、放置がもたらすリスク、そして将来の選択肢を、上田の地元業者の視点で整理します。

 

■ なぜ「夏」の点検が大切なのか

 

空き家にとって、夏は一年でもっとも傷みが進みやすい季節です。

人の出入りがなく、窓を閉め切ったままの家では、次のような問題が起こりやすくなります。

 

★ 湿気とカビ
締め切った室内は湿気がこもり、畳・押し入れ・水回りにカビが発生します。

上田盆地は昼夜の寒暖差が大きく、結露が起こりやすい点にも注意が必要です。

★ 雑草と庭木の繁茂
夏場の雑草の勢いは想像以上です。

庭木が越境して隣地や道路にはみ出すと、ご近所トラブルの原因になります。

★ 害虫・害獣・スズメバチ
軒下や屋根裏にスズメバチが巣を作るのは、まさにこの時期。

放置すると駆除費用がかさみ、近隣にも危険が及びます。

★ 雨漏り・シロアリ
梅雨から夏にかけての雨で、屋根や外壁の劣化が一気に進みます。

天井のシミや床の沈みは、被害が進行しているサインです。

 

■ 帰省中にできる「空き家の夏点検」チェックリスト

 

短い滞在でも、以下を確認するだけで建物の寿命は大きく変わります。

 

★ 全部屋の窓を開け、家全体に風を通す(最重要)
★ 水道を数分流し、排水トラップの封水切れ・悪臭を防ぐ
★ 天井・壁のシミ、床の沈み、雨漏りの跡を確認する
★ 庭の草刈り・庭木の剪定、越境していないかの確認
★ 郵便受けの整理(郵便物の滞留は空き家のサインになり、防犯上も危険です)
★ ブレーカー・ガスの元栓・戸締まりの最終確認

 

遠方にお住まいで頻繁に来られない場合でも、年に数回、風を通すだけで建物の傷み方はまったく変わってきます。

 

■ いちばんのリスクは「放置」——固定資産税が上がることも

 

空き家を管理せず放置することの一番のリスクは、実は税金です。

2023年12月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が改正され、放置空き家への対応が強化されました。

 

★ 「管理不全空家」という新しい区分ができました
これまで規制の対象は、倒壊の危険がある「特定空家」だけでした。

改正後は、その一歩手前——放置すれば特定空家になるおそれのある家も「管理不全空家」として、市町村が指導・勧告できるようになりました。

★ 勧告を受けると、固定資産税が最大で約6倍になることも
住宅が建つ土地は「住宅用地特例」によって固定資産税が軽減されています(200平米以下の部分は課税標準が6分の1)。

ところが管理不全空家として勧告を受けると、この軽減が外れ、土地の固定資産税の負担が最大で約6倍になることがあります。

 

上田市にも住宅政策課(空家対策係)が置かれ、空き家対策に取り組んでいます。

「田舎の実家だから関係ない」とは言えない時代になりました。

 

■ 管理が難しいなら——将来の選択肢を早めに整理する

 

「遠方でとても管理しきれない」「相続したものの、この先どうするか決めていない」。

そんな場合は、早めに選択肢を整理しておくことをおすすめします。

空き家は、放置している間も固定資産税・草刈り・保険などの維持費がかかり続けます。

主な選択肢は次の3つです。

 

★ 1. 売る(売却・買取)
中古住宅として売る、古家付き土地として売る、弊社が直接買い取る、といった方法があります。

上田市内は「駐車場なし・旧法借地・境界未確定」など、地元業者でないと扱いにくい物件も少なくありません。

★ 2. 貸す・活かす(賃貸・活用)
立地や状態によっては、リフォームして賃貸に出す、先週ご紹介した二地域居住の受け皿として活用する、といった道もあります。

★ 3. 使い続ける(管理しながら保有)
思い出のある実家をすぐには手放せない、という方には、管理を続けながら保有する選択もあります。

その場合こそ、上記の「夏点検」と税制への理解が大切です。

 

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■ 「実家の空き家、どうしよう」——お盆明けのご相談、承ります。

 

上田市を中心とした東信エリアで、空き家の売却・買取・賃貸活用・相続のご相談に対応しています。

「まだ売ると決めたわけではない」という段階でも構いません。

現地を拝見し、建物の状態・相場・税金の見通しまで、一緒に整理いたします。

お盆の帰省で気になることがあれば、どうぞお気軽にお声かけください。


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夏の空き家